防災対策の備え

自主防災組織

蓄電池を備える

今は災害大国と言っていいほど災害が多発しています、今までは地震災害の他に毎年必ずと言っていいほど訪れる水害、毎年災害は来ると備えて頂きたいと思います。では先ずは優先して何を備えればいいのか、との声は、自主防災組織の集会の中で意見が分かれる思います。私が1993年から防災業界にいますが、毎月、どこかで自主防災組織の防災訓練の場に防火用品の紹介含め、防火の啓蒙をさせて頂きました、その時に自主防災組織が必ず備える防災グッズは、保存水、保存食、非常用トイレでした。しかし、最近は北海道の震災時に起きた、ブラックアウトと言われる停電や、浸水・水害により停電となる事が多発しています、そこで今、2018年あの北海道のブラックアウト以降、企業や自治会、管理組合の防災担当者は必ず備えたい防災グッズの中に蓄電池も加えるようになりました。

蓄電池は日常にも活用できます(日常減災と称しています)

最近、蓄電池は多くの商品が発売されています、停電時、最低ほしい電源は情報共有可能なラジオやスマホです、そしてWIFIと通信可能なツールの電源は切らしたくないと思います。その程度であれば、消費電力10W~30Wと省エネです、そんな蓄電池は店頭で多く販売していますので、一台は所持した方がいいと思います。

キャンプや釣りなどのアウトドアレジャー、ドライブが好きな方は外でも家電製品を使いたい、といった願望もあると思います、では電源をどこから取るかですが、ポータブル電源です。ポータブル電源は、アウトドアでも家電製品を利用することが可能です。冷蔵庫・調理器具・暖房器具などは消費電力は150W ~1000W、ポータブル電源は各器具を充電でき使用できます。灯りも確保ポータブル電源もございます。勿論、災害時で停電してしまった際にも大活躍します。
今では家庭用コンセントから本体へ給電できなくても、ソーラーパネルや車のシガーソケットから充電できるポータブル電源もございます。ソーラーパネルと蓄電池が一体化している商品や蓄電池とソーラーパネルが別の商品もございます。是非、一家に一台、自治体や管理組合に数台備えて頂きたく存じます。

保存水

災害時に必要なのは水、供給して頂くまでには72時間が必要です、飲料水は一人分3リットル/日が必要です、1日まったく水を飲まない生活は生命維持に影響を及ぼします、例えば、夏はご存知の通り、熱中症になります、汗をかく事で体内の水分が減少し、また血液中の水分が減少するので、脱力感、めまい、失神が発生します。水分不足により、脳血管が塞がったり狭くなり、脳に酸素や栄養が届かない症状となり、脳の組織に影響を与え、死亡となる事も考えられます、死亡とならなかったとしても、後遺症が残り介護が必要となることも考えられます、次に心筋梗塞です脳梗塞と同様、死亡原因となります。水分補給は重要なのです、しかし、トイレに行く回数が増えるから、との理由で水分補給を怠る方々もいらっしゃいますが、水分だけは補給を心掛けるようにお願い致します。また、今は水のサーバーも販売しています、毎月一定量を注文すればサーバー代は無料でサーバーの電気代と注文する水で生活水の確保が可能です、サーバーは電力供給が必要ですが、停電時の場合にタンクから水が注げる付属品もご用意しているサーバー業者もあるようなので、お尋ねください。
また災害時のことを考えて水は備蓄しておくことが大切です。ケガ人が出た時にはできればペットボトルに入った、新鮮な水で洗い応急処置をした方がばい菌混入対策にもなります。また、ペットボトルがあれば、そこにライトを敷く事で、ランタン代わりにもなります。ペットボトル入り保存水を備えて頂き、できる限り水分補給をお忘れなく接収して頂けるよう、お願い致します。

非常用トイレ

災害時、皆様が困る事はトイレ問題です、食事はガマンできても、トイレだけはガマンできません。実際に過去に被災され、避難生活を過ごした方のアンケートからも水や食料よりもトイレの方が困ったという方が多くみられました。水・食料の備蓄も大切ですが、災害用トイレ処理セットの備蓄も必須といえます。追加情報を知りたい方はこちらへ

水害時、1階や地下に備蓄した非常用トイレ濡れてしまって、使用できない状況を少しでも避ける為に耐水性のパッケージに入っていると良いと思います。追加情報を知りたい方はこちらへ

【書籍】トイレが大変!

阪神・淡路大震災と新潟中越大震災の教訓 災害時にトイレ権をどう保障するか
災害時におけるトイレ問題という難問解決に明るさを灯し、トイレ権を提唱した防災・文明書!

■山下 亨著  四六判/416頁定価(本体1,600円+税)送料370円 

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