消防職員の次世代リーダー育成

消防職員
次世代のリーダー育成

令和5年4月1日から地方公務員の定年が段階的に引き上げられる事になりましたが、消防職員も定年を迎え次々に退職されます、消防職員の次世代リーダーを育成するためには、優れた教育プログラムの提供や実践的な経験の提供他、次世代に繋ぐ事は有事の際の瞬時の適切な対応は大変重要と考えます。次世代のリーダーの育成をお考えになっている、株式会社アームレスキュー 代表取締役 田中 章 様にお話を伺いました。

株式会社アームレスキュー 代表取締役 田中 章 (敬称略)

主な経歴と活動実績

・東京消防庁特別救助隊 1979年10月1日
・埼玉県消防に移籍 (寄居地区消防組合)
・埼玉県消防学校教官
深谷市消防本部消防長 2020年3月31日退職
・消防防災アドバイザー 防災士
・株式会社アームレスキュー設立 2021年7月7日
(AIとロボット技術で消防防災機械器具の研究開発販売)
・田中行政書士事務所設立 2023年1月1日
・株式会社近代消防社 顧問 2023年7月1日
その他 消防装備品販売・防災講演・ラジオ出演・雑誌“近代消防”・ Jレスキュー等に寄稿

次世代のリーダー育成への思い

今、全国的に多くの災害事例経験を持つ職員が定年を迎え次々に退職していく中、消防力の低下が危惧されています。 さらに災害事例が減少したことで現役隊員の絶対的な経験値も不足しています。
隊員個人に求められる臨機応変な対応力をどう向上させていくかをどこの組織も抱えており、過去
事例を学習し、互いに経験を共有して引き出しの中身を充実させていくことが重要だと考えます。

消防職員の次世代リーダーを育成するために

優れた教育プログラム

専門的な教育プログラムを提供することが重要。その為には、リーダーシップスキルを磨き深め、組織マネジメントのトレーニング等。継続的なスキルアップ研修が必要。

実践的な経験の共有

リーダーシップスキルは、実際の経験を通じて磨かれます。次世代リーダーには、実務経験や実際の災害対応への参加の機会を提供。次世代が実際の状況で意思決定や指揮を行い、チームをリードする経験をできる限り多く積むことが重要。

メンタリングと指導

経験豊富な消防職員OBがメンタリングや指導を行うことが重要です。リーダーシップのスキルアップや専門知識の共有、個人成長の促進、隊のパフォーマンス向上に大きな影響を及ぼす、チームビルディングをサポート、隊員の業務のプロセス、感情や認知、隊員同士の結束や信頼を生み出し、個々の役割が明確になり、相互作用が生み出された結果、組織としてのパフォーマンスが大幅に向上。このように、経験豊富な消防職員OBのチームビルディング研修はパフォーマンスに悩む組織の問題をも解決する

チームワークとコミュニケーションの強化

消防職員は、協力して活動します。チームワークやコミュニケーションスキルを重視したトレーニングが必要。リーダーは、チームメンバーとの円滑なコミュニケーションや協力関係の構築ができることが重要。

継続的なフィードバックと評価

リーダーシップのスキルアップには、継続的なフィードバックと評価が欠かせません。次世代リーダーには、成長と改善のためのフィードバックメカニズムを提供し、定期的な評価を実施する事が重要。

倫理的なリーダーシップが重要

倫理的なリーダーシップの重要性を強調することが必要。消防職員は公共の安全と人命を守る役割を果たしています、よって、倫理的な判断や行動が求められます。彼らには、高い倫理基準を持ち、公正で正直なリーダーシップを実践することが求められます。

元消防職員の防災スペシャリストが講師(敬称略)

今和泉健一(Imaizumi Kenichi)

【主な経歴】
1973 東京消防庁入庁
1991 東京消防庁渋谷特別救助隊長
1996 東京消防庁航空隊航空救助隊長
1999 東京消防庁第八本部消防救助機動部隊総括隊長
2014 東京消防庁千住消防署長退職
    (株) 東京ドームホテル防災部長
2021 国士舘大学非常勤講師 (現在に至る)

【主な災害派遣状況】
1995 阪神・淡路大震災第一次派遣
1998 冬季長野オリンピック派遣
2003 北海道苫小牧製油所火災派遣
2004 新潟県中越地震災害派遣
2005 パキスタン・イスラム共和国地震災害派遣

高山幸夫(Takayama Yukio)

【主な経歴と活動実績】
1975 東京消防庁・杉並消防署拝命
1977 杉並消防署 特別救助隊員
1988 奥多摩消防署 山岳救助隊員
1996 第八方面本部消防救助機動部隊発足メンバー
    (隊長/ 消防司令補)
2002 北多摩西部消防署 大隊長
2006 第八消防方面本部消防救助機動部隊部隊長
2008 同隊総括隊長
2011 東日本大震災 福島第一原発へ出場
2014 北多摩西部消防署 副署長
2016 退官

幾田雅明(Ikuta Masaaki)

【主な経歴】
1978 東京消防庁入庁
1982 城東消防署特別救助隊員兼航空救助隊員
1986 八王子消防署特別救助隊員兼山岳救助隊員
1996 蒲田消防署特別救助隊長
2000 東京消防庁惨事ストレス対策検討委員
2016 東京消防庁退職
2016~  NPO 消防ピアカウンセラー協会設立 副理事長就任
2022~ 日本防災士機構被災地支援チーム指導監

【活動等実績
1996 阪神・淡路大震災派遣
1999 台湾大地震 国際緊急援助隊 派遣
2011  東日本大震災被災消防本部消防職員メンタルケア
2021~ テレビドラマ・映画監修及び消防活動技術指導者
ドラマ 「TOKYO MER」/「TBS報道の日スペシャル」
「PICU 小児救急医療」/「ペンディングトレイン」
映画 「モエカレはオレンジ」/「劇場版 TOKYO MER」 等

加藤孝一(Kato Kouichi)

【主な経歴と活動実績】

  • 東京消防庁の副署長、 警防課長、予防課長
  • 海外研修生としてドイツや英国の消防局などに派遣され現地 の消防事情を調査
  • 筑波大学大学院で、災害心理学や惨事ストレスについて調査 研究を行い、 消防の現役中に兼職承認を受け早稲田大学で非 常勤講師
  • (公社) 東京ビルメンテナンス協会警備防災委員兼講師として 各企業の防火防災・危機管理、 リーダー育成等全般を指導
  • 定年退職後は大規模ホテル、ビル管理会社などに勤務
  • 消防専門誌 「近代消防」 の特任記者として執筆し、別の消防専門誌「月刊消防」 には 「消防心理学トピックス」を連載
  • オーム社の月刊誌 「設備と管理」 に、 (目覚ましコラム) を連載
  • 「進化する災害」 と題して今後予想される災害や対応策等を講演
  • 港区防災アドバイザー (登録番号 0038)

研修内容

消防職員現役の階級を有する消火・予防・救急・救助に当たる消防吏員(消防官)は勿論ですが、その他民間の企業(自衛消防組織自治会やマンション管理組合(自主防災組織消防・防災のセミナーやイベント企画立案後担当者の皆様に向けて、色々なセミナーをお受けしているとの事です。

  • リーダーシップ
  • 防災減災
  • 危機管理
  • ハラスメント撲滅対策
  • BCP
  • 部下の指導と育成
  • 安全管理
  • 消防戦術 他

 

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